第2回定期公演 〜MC編〜②

前回までのあらすじ

マドレーヌは洋菓子

いよいよ公演がスタートし、【Opening】が始まった。緞帳(どんちょう)が上がり、皆が踊り始め、目まぐるしくフォーメーションが移り変わっていく。舞台袖からは、メンバーの緊張した面持ちが伺え、僕の心の中には風が吹き荒れた。

皆緊張してるなぁw ミスを恐れず、もっと楽しめばいいのにw

そう、俗にいう先輩風である。

緊張している現役生を見て、自分の緊張や不安はそれほどでもないことを確認し、直後のMCで話す内容を頭の中で組み立てていた。自分が何年度卒業して、何代目の会長(部長)をして、次にジャンル紹介をして、注意事項の飲食厳禁を強くお客さんに伝えないとな〜。なんてことを考えている間に続々と現役生が舞台袖に戻ってくる。

そろそろ出番だ。そう思いながら僕は登場する準備をしていた。

照明が一度消え、いよいよこの公演のMCの登場。

正直に言おう。ここが一番緊張した。さっきまで僕の心の中に吹き荒れていた先輩風は颯爽と消え去り、不安と緊張が織りなす停滞前線が、確かに存在していた。

普段MCをするときは、同世代の人たちを目の前にして行うので、観客のテンションを上げて会場を盛り上げるのは、意外と簡単なのである。彼ら彼女らは普段からアゲアゲだからである。しかし今回目の前にいるのは、現役生のお父さんお母さん。大人びていて、落ち着きがあり、真剣な眼差しで僕を見守る、現役生のお父さんお母さん。

はて、この会場の空気、どうしたものか。

そんな気持ちを抱えながら、すでに何を喋ったか覚えていないレベルのふわふわMCを進め、最後のセリフ「開演です!!」を言い終えた。聞いていた人は分かるだろう。

声が思いっきりド裏返ったのだ

不安と緊張の停滞前線は、僕の声帯にまで勢力を強め、僕の声の「表」を奪い去った。

そんなこんなで初出番を終え、ふわふわな気持ちで各ジャンルのショーケースを見ていた。

ジャズ、ヒップホップ、ロック、ブレイク、どのジャンルも本当に良かった。それぞれのチームの色、良さが出ていて、21歳のおじさんはボーーーーッと見とれていました。

その後ムービーがあり、【What time is it !?】で高校生のあふれんばかりの若さとパワーを見せつけられ、【Halo】でしなやかさと美しさを楽しみ、(いや、まじ奈高のヒップホップとジャズすげ〜〜)なんてことを思いながらMCの時間を迎えた。

ムービーでも紹介があったので、昔のダンス愛好会の話をしようと思い出て行ったが、あのすごいステージ後に、遊びまくってたダンス愛好会(ちゃんとするときはちゃんとしてたよ!)の話をするのもなぁと思い、結局何を話していたか覚えていません(‘O’)

直後の【みのりnumber】を見て、みのりさんぱねぇ!!すげぇ!!まじリスペクト!!なんて思いながら、それをこなす現役生もぱねぇ!!すげぇ!!まじリスペクト!!とも思いながら、1部が終了。

楽屋に戻ったら皆休憩してんねやろな〜と楽屋の中に入ると、次の出演の準備で大忙しの現役生。感服です。アドレナリン大放出。それはまるで究極の超人タッグ編の時のロビンマスク・テリーザキッドのジ・アドレナリンズを彷彿とさせるものでした。詳しくは、「キン肉マンⅡ世〜究極の超人タッグ編〜」をお買い求めください。もれなく僕とのキン肉マントークを繰り広げることができます。

2部は【Mission Impossible】からの幕開け。2部の最初から盛り上がる曲を使い、観客の目を一気に惹きつけ、ブレイク、ジャズ、ロック、ヒップホップ、そしてワックと続き、【ALLWAYS】へと続いていった。

こんなにたくさんのショーケースに出ているのに、なぜクオリティが下がらないんだ!1個くらいグダグダなものがあってもいいだろ!と思っちゃうくらい、どれも素晴らしいもので、しかもさっきのジャンルごとのショーケースとはまた違った表現の仕方や振り付けや構成を披露し、僕には何が何だかわからなかったです。と言うのも、僕は一度に2つ以上のショーケースを練習していると、必ずどちらかがグダグダになっちゃうんです!!すごい!!!奈良高校ダンス部すごい!!!その能力分けて!!

【The Horror Show】では、名曲スリラーを使用し、観客を恐怖のどん底へ陥れた。中には気絶する人や、あまりのショッキングな演出に目を閉ざす人もいた。知らんけど。途中ポップな曲が流れ、そこでは会場に平穏な空気が漂っていたが一転、再びスリラーがかかると、ポップな曲につられて集まっていた子供たちは大泣き、大人も喚き、そこには悲惨な光景が広がっていた。知らんけど。そして最後の笑い声が辺り一面に響き渡る時には、一切物音はせず、まるで、いやこれこそが世紀末だったであろう。しかし、あの笑い声を出すのには苦労しました。

待ちに待ったMちゃんとのトーク!いわゆるオトトーーク!現在のダンス部の現状をすっかり丸裸にし、世紀末だった会場はMちゃんの爽やかスマイルのおかげで復活。んーー!若いって良いねーー!!!周りに勇気と知恵を与えるよね!!

【ペッパーくん】【ブルゾンちえみ】【B-Boying】と続き、MCもここら辺になると、往年のジョイくんと同じくらいチョチョイのチョイ。ここのMCの内容は、観客の反応薄かったから割愛したわけじゃねーし。【Unillmatic】の後は【Happy Merry Merry Christmas!!!!!!!!!!!!!!!!】ということで、季節は冬になり、今年はサンタさんに何を貰おうかななんてことを考えているうちに2部が終了。

楽屋では、ラストスパートに向けての準備が進められていました。

③へ続く………!!!!!(本当にすみません次が最後です)